平成25年5月22日 九都県市同時発表
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、 横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市
「石油コンビナート等民間企業の減災対策」に係る
国への提案の実施について
九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、 さいたま市、相模原市)では、第 63 回九都県市首脳会議の合意に基づき、国の 関係省庁に対し、「石油コンビナート等民間企業の減災対策」について、国が行 うべき施策の推進を図るよう、次のとおり提案書を提出します。
1 提案実施日
平成25年5月23日(木)から
2 提出先
経済産業省、総務省、厚生労働省、国土交通省、内閣府
3 提案内容
別添、提案書のとおり
問い合わせ先
相模原市危機管理局 担当:小宮 電話 042-707-7044
提 案 書
( 石油コンビナート等民間企業の減災対策について )
平成25年5月
九都県市首脳会議
石油コンビナート等民間企業の減災対策についての提案書
平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災により、東北の太平洋沿岸に立地する危 険物施設や石油コンビナート区域では、石油タンクの流出、船舶の漂流や衝突などの被 害を受けており、東京湾に立地する石油コンビナートにおいても、液状化現象や石油タ ンクのスロッシングによる被害が発生したほか、千葉県市原市の製油所では、地震動に より液化石油ガスタンクから内容物が大量漏えいして火災となり、数回の爆発も発生し た。
東京湾では、千葉県と神奈川県に6箇所の石油コンビナート等特別防災区域が指定さ れており、危険物、高圧ガス、毒劇物等を大量に扱う企業については、法律等に基づき 一定の予防対策が講じられているが、今後発生が懸念される最大クラスの地震により被 害が拡大した場合には、一企業や一自治体の対応では困難な場合も想定され、周辺地域 への影響に加え、首都圏全体の経済活動への影響も懸念される。
こうした状況下で、九都県市では、石油コンビナート等民間企業の減災対策を促進す るため、国、事業者、自治体の役割分担を踏まえた共同研究を平成 24 年5月から開始 し、関係省庁や学識経験者のヒアリング等を行ってきた。
その中で、最大クラスの地震を踏まえた技術基準の妥当性の確認、防災対策や施設の 改修に要する費用の負担、防災対策に関する技術等の調査・研究、経年劣化した施設を 安全に稼動させるための維持管理、事故が発生した際の正確な情報提供等、石油コンビ ナート等特別防災区域を取り巻く防災上の課題が浮き彫りとなった。
こうした課題の解決に向けては、国、事業者、自治体が、それぞれの役割分担を踏ま えて実効ある対策の推進を図る必要があるが、その中で、国が行うべき施策について、 九都県市として、以下のとおり国へ提案する。
1 今後発生が懸念される「最大クラスの地震」を踏まえて、消防法、高圧ガス保安 法、毒物及び劇物取締法等の技術基準の妥当性を検証し、必要に応じて見直すこと。
2 災害時のエネルギーの安定供給等の観点から、事業者が行う液状化対策や津波浸 水対策への支援の継続と拡充等に取り組むこと。
3 長周期地震動に伴う屋外貯蔵タンクのスロッシング抑制技術の調査・研究を進め ること。
4 施設の経年劣化に対する維持管理技術の情報提供に努めること。
5 経年劣化した施設の改修へのインセンティブの検討に取り組むこと。
6 高度な知識や技術が要求されるコンビナートの防災対策を担う人材を、事業者が 育成・確保できるよう、国として必要な支援を行うこと。
7 石油コンビナートにおける大規模災害に対応するため、関係省庁による対策検 討・調整の場を設置し、一元的に防災対策の推進に取り組むこと。
平成25年5月
経済産業大臣 茂木 敏充 様 総 務 大 臣 新藤 義孝 様 厚生労働大臣 田村 憲久 様 国土交通大臣 太田 昭宏 様 内閣府特命担当大臣(防災)
古屋 圭司 様
九都県市首脳会議
座長 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司
千 葉 県 知 事 森 田 健 作
東 京 都 知 事 猪 瀬 直 樹
神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治
横 浜 市 長 林 文 子
川 崎 市 長 阿 部 孝 夫
千 葉 市 長 熊 谷 俊 人
さ い た ま 市 長 清 水 勇 人
相 模 原 市 長 加 山 俊 夫